事業内容

地質調査の使命

構造物を支えるのは設計でも施工でもなく「地盤」です。扇伸地質は、支持層の深度を正確に捉え、建築基礎の安全性を科学的に保証します。

調査工程

ボーリング調査の様子

技術と現場の魅力 ― 「穴を守る」高度な技と地質への洞察

土質試験の様子

地質調査の真価は「穴を掘ること」そのものではなく、掘削した孔を崩さず維持する技術にあります。

砂場に水をかけて穴を掘ってもすぐに崩れる。けれど我々の調査では、孔を残して検査を行わなければならない。だから水の量や薬液の濃度を、その場その場で調整しながら穴を守るんです。

薬液が濃ければ器具が進まず、薄ければ崩落の危険。現場ごとに粘土・砂・礫が入り交じる地層を相手に、経験値と勘、そしてリアルタイムの判断が求められます。

さらに、地名と地盤の関係も重要な知見です。「谷」「川」「海」といった地名の土地は軟弱層であることが多い。一方「丘」「山」は高台で支持層が浅い。これは単なる豆知識にとどまらず、設計上のリスク評価に直結します。

こうした洞察と技術があるからこそ、扇伸地質は「支持層を確実に捉え、構造物の基盤を支える」信頼を築いてきました。